イスラエルの女性起業家、ショシ・カガノフスキーさんインタビュー!!

Aikoです!

1月末にイスラエルへ行って参りました!イスラエルは第二のシリコンバレーと呼ばれており,政府のデータで年間1000社以上startupが誕生しているとのこと!

このような起業が盛んなイスラエルにて,女性ライターとして活躍されているコハヴさんが,Girls in Tech Japanへ寄稿してくださいました!!! 私もイスラエル滞在中にお会いした,イスラエルの女性起業家ショシさんを取材した記事です!

 

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初めまして。「スタートアップ大国」イスラエル在住ライターのコハヴです。日本のハイテクに携わる女性の皆様に興味を持っていただけそうな記事をお届けしたいと思っています。よろしくお願いします。

 

さて、現在イスラエルでハイテク産業に占める女性の割合は35.5%。シリコンバレーでは女性エンジニアが20%、管理職が11%と言われますから、男女間の格差はイスラエルの方が小さめです。

 

それでもやはり珍しい存在と言える、ハイテク界の若手女性起業家ショシ・カガノフスキーさんに今回はインタビューを試みました。ショシさんは、エネルギー部門のスタートアップSensoLeakの創設者兼CEOとして現在、クライアントと会うために、年間200日は世界各地を飛び回る多忙な女性です。同社はイスラエルを皮切りに世界に26社の顧客を持ち、潜在的な顧客へのパイロットプログラムも複数展開しています。

 

――まずSensoLeakという会社は、何をする会社なのか教えてください。

 

当社は、石油漏れ、ガス漏れ、水漏れなどを探知したり、それが起きそうなところを事前に探し当てるテクノロジーを扱っています。探知精度は100%。既存の方法では探知までに時間がかかるために生ずる多額の損失を防ぐことのできる、世界唯一の技術です。

 

――それは、石油などのパイプに取り付けるものですか。

 

いいえ、ビッグデータ解析を使ったソフトウェアです。取り付けの必要はありません。そして何にでも応用が利きます。

 

――何にでも応用、というと?

 

たとえば風力タービン市場にも適応できます。タービンにあるごく小さな問題も検知して早期に対応するので、大きな被害を未然に防ぐことができます。

 

――ということは、ショシさんは技術関係を学ばれてきたということですよね。

 

いいえ、イスラエルのハイファ大学では、英文学とアジア研究で日本語を学びました。日本にとても興味があったんです。特に漢字の勉強が好きでしたね。

 

――文科系の出身で、どうやってこのようなスタートアップを創ることができたのですか。

 

私は教職もとっていて、16歳から外国語としての英語などを大人や子供に教えてきたのですが、教えること自体は好きでも、何か物足りなさを感じていました。それである時思い立ってMBA(経営学修士)を取ったんです。そのあとコンサルタントとして働きましたが、ちょうどこの技術を持った人と出会って、彼には技術はあってもマーケティングの術がなかったので、いっしょにやることにしました。必要な技術はすべて独学しました。コーディングなどもインターネットで。

 

――独学ですか。すごいですね。どのような家庭で育たれたのですか。

 

私は小さいときにロシアから、母と姉といっしょにイスラエルに移住しました。父はすでに亡くなっていました。母は14歳で医学部に入って、外科医として20年の経験を積んでいましたが、イスラエルに来るとまずヘブライ語から学び直さなければなりませんでした。その後も試験などがあり、結局医師として働くことができずに、幼稚園の経営をしました。

私は9歳から母に代わって家計を担当するような子供でした。姉はそういうことに興味がなかったので。母はロシアで親たちがするように、私に才能を伸ばすようなことを色々やらせてくれました。

 

――起業家でいると、世界を旅することが多かったり、何かとストレスも多いと思うのですが、それでもあなたを起業に駆り立てるものは何でしょうか。

 

もともと好奇心が強くて、何もしないでいることができない性格ですし、挑戦することが好きなんです。今の会社の前にも二つスタートアップを起こしています。起業家としては、世界をより良い場所にしたいという使命感がありますし、難しいことを乗り越えた時の感覚は格別です。

 

――日本企業ともすでに会話を持たれているということですが、印象はいかがでしたか。

 

エネルギー業界では欧米にも同じ傾向がありますが、日本ではどこの会合もまったく男性ばかりでした。私の名前から男女の判断ができないらしく、このようなソフトウェアを扱っていることで、最初は男性と間違われることもよくあります。

 

 

――身長も高いですね。

 

ええ、180センチ以上ありますから、ハイヒールを履いて写真を撮ると私の方が男性より背が高くなってしまうこともあります。

 

――男性顔負けといったところですね。では最後に、独立したいけれども踏み出せないでいる女性エンジニアに出会ったら、どんなアドバイスをされますか。

 

起業には、まずやるぞと決心することです。そこからすべてが始まります。恐怖心が問題ですから。新しいベンチャーを始める前には、市場や潜在的な競争相手、資金調達など周囲の環境に臭覚を研ぎ澄ますことをお勧めします。

 

 

インタビューを終えて

 

「臭覚を研ぎ澄ます」という表現が、大の犬好きのショシさんに何ともぴったりでした。

エネルギー界は中間層のいない業界ということで、若い人には技術を理解してもらえても、決定権のある管理職には分かってもらえない、あるいはその必要性を理解してもらえないという苦労があるとのこと。しかしそんな苦労も楽しんでいるかのように見える彼女。バイタリティあるイスラエルの若手女性起業家として、この先の活躍がますます楽しみです。

 

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コハヴさん,寄稿ありがとうございました!!!

Aiko

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