✨STEM学生紹介リレー ✨海外編 #1

Girls in Tech Japanでは、この度、STEM分野で活躍する女性たちを紹介するインタビューリレーを開始することにしました!
まず第一弾として、海外で活躍するSTEM学生たちのインタビューをご紹介します!
現在、渡航禁止やビザの発行休止などの状況から、海外留学を躊躇している方も多いのではないかと思います。
予測出来ない中ではありますが、少しでも勉強のモチベーションUPや多様な進路の選択肢に気づいていただけたらと思います。
是非このポストを見つけられた方は、友達やお子さんがいらっしゃる方々へ是非シェアしてくださいね🍀
さて,記念すべき第一回目は,アメリカ マサチューセッツ州ケンブリッジ市のハーバード大学の博士課程後期で,素粒子物理学を専攻する,久保田しおんさんです!!

Q1:学校名は?
学部は Mount Holyoke College (マウントホリヨーク大学)
博士課程大学院は Harvard University (ハーバード大学)
Q2:今の国、学校に決めた理由(なぜ日本でなく海外に進学したの?)
もともと日本の高校では理系ではなくて特に好きなことは音楽(フルート演奏)以外ありませんでした。日本ではずっと何となく生きづらさを感じていて、居場所がないなと思いながら暮らしていたので自然に日本を出たいという思いは昔からありました。高3の時にフルートを吹いていて、なんで音が出るのか不思議に思ったら流体力学が関係していることに気が付き、物理をやりたいとひらめきました。
日本の大学で物理学部に入るには履修科目が足りませんでしたが、アメリカのリベラルアーツ教育なら大学2年生までに専攻を決めればよいので高3からでも物理を勉強をするには間に合うこと、そしてたまたまその時いた場所で生きづらさを感じていて新しい居場所を探すために日本の外に出てみたいと思っていたので色々な点と点がつながってアメリカの大学が一番いいと決めました。
学校のリベラルで力強くも心優しい生徒たち、教授との距離、セブンシスターズ(米国の名門女子大群といわれる7つの学校)の卒業生のネットワークの強さ、そして学問の中心であるボストンからの距離が比較的近いことを考えてMount Holyoke Collegeへの進学を決めました。
Q3:受験のとき大変だったことは?
私の通っていた高校では、海外大学受験を経験した生徒がほぼいなかったので、推薦状や成績表の翻訳、そしてエッセー執筆に受験勉強から奨学金(後で詳しくお話しします)の応募を同時に、周りに仲間もほとんどいなく一人で頑張り続けるのが大変でした。
帰国子女ではないので英語が抜群にできたわけでもなく、TOEFLSATの勉強も労力面・金銭面でかなり大変でした。
Q4:今の学校生活はについて,大変なこと&楽しいこと両方教えて!?
学部:
とにかく寮生活がすべての楽しさの中心だった気がします。ルームメイトや仲のいい友達たちとパジャマのまま毎晩遅くまで遊んで、笑いあり涙ありの思い出がたくさんできました。日本にいたころは仲間外れにされていないと自分を安心させるために必死に作った友達だらけで、心からの友達ができたな、と思えたことはほとんどありませんでした。でも大学では、”I’d move mountains for you if you ever need me wherever you are.”(もしあなたに何かあったら山を動かしてでも助けに会いに行くからね)と涙ながらに卒業の時に言ってくれる友達がたくさんできました。
今思い出すと大変でしたが、課題が終わらないときには物理学部の友達たちと夜遅くまで議論しあって問題を解いたり、お互いに問題を説明しあって学びを深めるのも寮生活という学びと暮らしが密集した空間だったからこそできた、甘酸っぱい素敵な経験となりました。
そして、大変なところは自由がありすぎることだと思います。うまく使えれば自由は味方になるけれど、あまりにも自由がありすぎると、「気づけばなにもしないまま4年間がすぎてしまった」ということや、「自由なスペースに色々な授業や課外活動を入れすぎてしまって心が休まる時間が無くなってしまった」ということが起きます。私は常に後者の方に入学時から悩まされ続けましたが、4年間を通してだんだんワークライフバランスが取れるようになりました。
院:
学部時代にあった、自分の勉強に関係ないけど勉強しなければいけないものがなくなって、ただただ勉強したいことだけに集中できるのはすごく楽しいです。研究も、学部生にはそこまで研究に大きな影響がないようなタスクばかりが回ってきがちですが、院生になると責任重大なプロジェクトを任せてもらえたり、学部生の面倒を見たりと、本当に科学の発展を担う一員になり始めたなと思える瞬間がたくさんあり、やりがいを感じます。
大変なことは、周りを気にしないようになれることだと思います。今まで学部の時は周りの生徒とやることが似ているため、ある程度周りとの競争を視野に入れることは大事でしたが、大学院になると自分のタスクにいかに自分のベストを尽くせるかが大事になってきます。それぞれが全く異なるプロジェクトを異なったタイミングやバックグラウンドで始めているので、自分より研究の進みが早い周囲の人を見て焦ってしまうこともありますが、焦って雑に詰めを甘くするのではなく、自分の時間をしっかりとって納得いくまで理解したり作業をすることができる気持ちのコントロール忍耐強さを持つのが大変だなと日々実感しています。
Q5:奨学金などの制度は使っていますか?
はい。学部の時には、3つの団体にお世話になっていました。
学部入学時の1年生からグルーバンクロフト基金さま(リベラルアーツ大学の学部に進学する学生限定)と、江副記念リクルート財団さま(理系分野専攻で、海外大学・院に進学する学生限定、対象校の指定あり)にご支援いただきました。大学2年生から、以上の二団体に加えて孫正義育英財団さまにご支援いただきました。
大学院課程では、引き続き孫正義育英財団さま、そしてまた奨学生として再選くださった江副リクルート記念財団さまにお世話になります。
Q6:留学に興味ある学生へメッセージお願いします!
自分の好きなものを探し続ける努力と、これだと思ったものを掴んだら絶対に離さない執着を持って、常に学びを貪欲に楽しんでください!その先にはみなさんの「生き甲斐」が待っています。みなさんのこれからのチャプターがたくさんの経験と知識、そして生き甲斐であふれたものになることを心から願っています。

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