【イベントレポート】国際女性デーイベント「NZ STEM Women’s Leadership」Vol. 2

こんにちは!Girls in Tech Japanの田中です。

2021年3月13日に、国際女性デー(以下「IWD」)に合わせて、ニュージーランド大使館の留学促進機関 エデュケーション・ニュージーランドとオークランド工科大学と共催の下、STEM分野での研究や就職を考えている次世代の女性たちを応援するオンライン無料イベントを開催したので、その様子を報告します!

今回は、イベント報告 第2弾レポートです!

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<Mahsa先生の講演つづき>

「人生には、様々なLesson(教訓)があります」と、
Mahsa先生ご自身の人生を振り返りながら、それぞれのターニングポイントで何を学んだのか、4 Lesson紹介頂きました。

Lesson 1:チャンレンジするのに年齢は関係ない!
You are never too old or too young to start.
Mahsa:私がまだ7歳だった頃、お父さんが自分でコンピューターを設計するために、様々なハードウェア部品を扱う商店に行く時に、私も一緒に連れて行ってくれたんです。
そこでたくさんの部品をたくさん見た私は「こんな小さな部品たちがコンピューターの世界を支えているんだ!」と、とても興奮したことを覚えています。
そして、その興奮はそのままに、現在でもAUTでコンピューターハードウェアの授業を教えています。
この時に学んだのは、何かを始めるのに年齢は関係ないということ。
今では、私の4歳の娘にもコーディングを教えています。
興味を持った娘は、他のどんなおもちゃよりも、プログラミングゲームをおもちゃとして遊んでいます!

Lesson 2: 何かを達成するためには、一生懸命に努力すること、熱中すること、全力で身を捧げることが必要。
To achieve something great requires hard work dedication and commitment.

Mahsa:続いてのレッスンは、私が高校生だった頃の話です。
実は私はイラン出身なのですが、イランで大学に進学することはとても難しいことなんです。
毎年500万人の学生が受験をしますが、およそ10%しか大学に進学できないほど、とても競争が激しいです。
私は子供の頃から工学を学びたかったのですが、工学部は中でも最も入学するのが最も難しい学部でした。
そのため、私の高校最後の年は、とてもストレスフルな毎日でした。
しかし、結果的に私はコンピューター工学を学ぶ学部に入ることができました。
このとき学んだレッスンは、何か素晴らしいことを達成するためには、一生懸命に努力すること、熱中すること、全力で身を捧げることが必要だということです。
今でもチャレンジングなことが起きるたびに、熱意を持って、一生懸命に努力して、全力でやれば乗り越えられる!と感じることがあります。

Lesson 3: マイノリティだからと言って、成功する機会や可能性がないわけじゃない。
Just because I was in a minority didn’t mean I was inferior or less likely to succeed

Mahsa:続いては、私が大学1年生だった頃の話です。
入学してすぐに、女性がクラスで自分一人だけだと気付きました。
さらに、イランで修士課程にいたとき、60名ほどいるクラスに女性は私一人だけでした。
そして残念なことに、今でもテクノロジー業界では、女性が少ないことも事実です。
2018年のNZにおけるの工学系分野への進学男女比は、男性が82%で、女性は18%でした。
つい先日発表された調査結果によると、2020年にNZでテクノロジー分野に従事する女性の割合は、たった27%だったそうです。
まだまだテクノロジー業界で女性が活躍するには困難もありますが、私はこんなレッスンを学びました。
マイノリティだからと言って、成功する機会がない、可能性が低いわけではないことです。
誰でもなんでも出来るんです。私はこのことを生徒たちにいつも伝えています。

Lesson4: とにかく一歩ふみ出さないことには、何も始まらない。
The only way to 100 failure is not to try in the first place

Mahsa:次のレッスンは、ほとんどの人にとって難しいこと、「失敗からの学び」です。
2010年にGoogleの奨学金プログラムがあることを知り、一生懸命努力してチャレンジしたのですが、落選してしまいました。
翌年に再度挑戦したところ、今度はファイナリストとして、シドニーで研修を受講できることになりました。
研修では、アジア太平洋地域からテクノロジー業界で活躍する女性たちと一緒に学ぶことができ、その経験は今でも忘れられないほど、私の人生に色濃く残っています。
さらに、翌2012年にも応募したところ、再びファイナリストに選抜してもらえました。
しかも、今回はファイナリストの中でも、NZ初の優勝者となったことが分かりました。
この経験を通じて皆さんに伝えたいことは、何もしなければ、成功することもないということです。
色んなことをやってみることで、自分でも気づかなかったスキルに気づくこともあるかもしれません。
だからこそ、まずは何でもやってみましょう。

Mahsa:ちなみに、私の挑戦はそれだけでは終わりませんでした。
2012年にGoogleプログラムから帰ってきた私は「She#」を立ち上げました。
She#はテクノロジー業界にいる女性たちのプラットフォームで、高校生、大学生、社会人などが集う場所です。
25人の生徒と一緒に始めたShe#でしたが、今ではNZ国内に1000名以上のメンバーがいる団体へと成長しました。
今後も次世代の女性たちを応援する団体として、様々な活動をしていく予定です。
特に、私たちの団体の面白い点は、イベントでテクノロジー業界の方の話を聞く時間だけでなく、参加者みんなで一緒に「何かを創る」ことをしている点です。
次世代の女性たちに、同じ目標を持ってみんなで創造することは、とても楽しくて、みんなの力を合わせて課題解決することの大切さを伝えることができます。

<最後に>

Mahsa:今まで私の人生に起こったことと、私がそこから学んだことをお伝えしました。
最後に、私が最も伝えたい3つの教訓をお伝えします。

まず1つ目は、自分の慣れている環境から抜け出して挑戦することを恐れないで欲しいことです。
挑戦しなければ何も始まりません。成功しても失敗しても、挑戦することは、あなた自身のことを知ることができる良い機会なのです。

2つ目は、挑戦するうえで、あなたを助けてくれた人、サポートしてくれた人の存在を忘れないことです。

あなたの成功のために、犠牲を払い、道を開いてくれた人のことは忘れないことです。
いつもアドバイスに耳を傾け、改善することを心がけてください。両親、友達、先生、身の回りの人たちは、いつでもあなたのそばにいます。

そして最後は、私自身もまだまだ学ぶことがたくさんあることです。

毎日、何か新しい発見があります。

***

皆さん、いかがでしたでしょうか?

Mahsa先生が実際に体験したことを踏まえながら紹介してくださったことにより、
なぜ挑戦することが大切なのか、自分を信じることが大切なのか、
更には、誰にだって失敗が起こり得ることなどが分かったのではないでしょうか?

次回は、Mahsa先生はに加え、AUTの大学院に留学中の平子さん、現在米国在住でGirls in Tech Japanを立ち上げた代表の加藤、
さらには高校時代に理系を諦めるも、溢れる熱意で理系の修士に挑戦することを決めた米国大学卒のGirls in Tech Japan メンバーの月山
によるパネルディスカッションの様子についてご紹介します!

Vol.3もお楽しみに〜!

 


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