【イベント報告】立命館大学EDGE+Rプログラム様主催“Girls Camp”でピッチを開催しました!

こんにちは!Girls in Tech Japan (GIT Japan) の月山です。

2021年12月2日に開催された、立命館大学EDGE+Rプログラム様主催(*)の、SDGsを学びに取り入れたオンラインワークショップGirls Camp Day 1、GIT Japanプレゼンツ「Women’s Pitch Night」を報告させて頂きます。

(*) 立命館大学EDGE+Rプログラムとは、文部科学省による科学技術人材育成費補助事業の一つで、2017年から実施されている次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT:Exploration and Development of Global Entrepreneurship for NEXT generation)です。九州大学、奈良先端科学技術大学院大学、大阪府立大学、立命館大学のグループが、「多様性と創造的協働に基づくアントレプレナー育成プログラム(IDEA: Innovation x Diversity x Entrepreneurship Education Alliance)」として採択されました。

(写真)今年の会場も、ビデオ会議ツールを使用したオンラインでした。

コロナ禍で就職を控える中、将来に不安を抱えている学生が多いため、様々な社会人のキャリアに関する話を共有することで不安を解消し、学生と社会人を繋げたい思いで、本イベントを企画しました。多様な業界で活躍する女性社会人を5名お呼びし、5大学から参加した約40名の学生に向け、自身のキャリアに関してピッチをしていただきました。

就職活動を控えている学生の皆様だけでなく、さまざまな立場におられる皆様に、キャリア形成において学びを共有できるレポートになると本望です。

<イベントの流れ>

登壇者によるピッチの後、イベント参加者である学生と登壇者による交流会を開催しました。ピッチの登壇には、総合重工業メーカーグローバル戦略部​​の今堀さん、飲料メーカーグローバル人事部の上原さん、みなものふたり代表の神原​​さん、外資系音楽テック企業でマーケターを務めるサルディ佐藤​​さん、研究技術者として勤めながら映画監督​​としても活躍されている竹本さんの5名、様々な業界で活躍されている女性社会人をお招きしました。ピッチでは、主に現在の仕事や業務概要、これまでのキャリアの振り返り、今後の展望、さらにこれから社会へ出る学生へ一言​​をお話していただきました。

<登壇者によるピッチ>

1. 総合重工業メーカー グローバル戦略部 今堀さん

「不安の先取りをしない」、「他人の敷いたレールを歩かない」、「自分の時間を確保する」の3点を主軸にしたメッセージを、ご自身のこれまでのキャリアを振り返りながらお話していただきました。新卒入社から5年間、平日と土日の区別がつかなくなるほど仕事に没頭されたご経験から、やりたいことに没頭することが重要であり、チャレンジする前から不安に思ってしまうのはもったいない。また、将来のキャリアを自分ではない誰かのキャリアで見据えようとするのではなく、自分でレールを作る側になるという考え方が必要である。さらに、子育てをされたご経験から、人生のどのタイミングにおいても自分の時間を確保することは非常に重要であるということもお話されていました。また、今堀さんが学生の頃在籍していた機械工学科では、約30名の生徒の中女性がわずか3、4名で、新入社員として勤務を開始した頃の同期も、約200名在籍する中で女性が約7名など、女性としてマイノリティの立場に立つことは多々あったそうですが、常に無意識の偏見を取り除けるよう努めていらっしゃるとのことでした。

2. 飲料メーカー グローバル人事部 上原さん

「不安に駆られず直感を信じてとにかく行動に起こすことが重要」というメッセージを、ヘッドハンティング企業でのご経験から興味に導かれてアメリカの大学院に進学された経験を主軸にお話していただきました。キャリア設計において、最初から細かくプランを練るのではなく、「これしてる時私没頭してるな」みたいなものを意識して考えてみて直感で判断しても良いと思うし、そこから全力で進むと、後ろを振り返ったら綺麗な道ができてるもの。不安になりながらも、周りに流されず決断した大学院進学が人生で最も良い決断だったというご自身のご経験から、ぜひ自分の直感を信じてほしいとお話しされていました。上原さんは現在、グローバルリーダーを育てる育成プログラムの運営業務や、エグゼクティブ層のコーチィング及び育成業務、加えてグローバルダイバーシティ経営の実現に向けた業務をされており、今後の展望としては、社会人のみならず学生とも対話し、人々の潜在能力や可能性を解き放つお手伝いを継続していきたいと仰っていました。

3. みなものふたり代表 神原​​さん

「何者かになろうとしなくて良い」、「今の選択の積み重ねでCareer(轍)はできていく」というメッセージを、ご自身のこれまでのキャリア形成の学びと共にお話ししてくださいました。現在、対話とグラフィックレコーディングを用いたカップルや夫婦のパートナーシップ育成支援事業をされている神原さんは、ご自身のキャリア設計にあたり自分が嬉しいもしくは楽しいと感じることができそうかどうかに価値を置かれているそうです。仕事は気づけば誰かのためのものになっていることが多いが、自分が楽しく仕事をできるというのが主軸。そうすると、周りにも幸せを還元できる。とお話しされていました。参加者の学生に向けて、興味のあることやチャレンジしたいことを一つに絞ったり、後で就活などで説明できるように行動しないと、と考えがちになるかもしれないが、自分で選んだものを自分の中で正解だと思えるように努力できる方が後で楽しいなと思っている。後悔をする時、結果が出ていない時ではなく、やりきれなかった時ではないかとキャリアの語源は轍で、後にやってくるもんなんだなって思うんですね。なので今自分の心に対して素直な選択をして、後悔しないように全力でやり切るってことができれば、結果的に仕事に自分を当てはめるのではなく、自分に仕事が当てはまってくると思っている。とアドバイスされていました。

4. 外資系音楽テック企業マーケター兼Women In Music Japan代表 サルディ佐藤さん

「自分の道を狭めすぎず」、「決めつけすぎず」、「少しでも興味があればとりあえずやってみよう」、というメッセージを、ご自身の情熱を主軸としたキャリア形成のご経験と共にお話していただきました。サルディ佐藤さんは、ご実家がライブハウスを経営されていた背景から、音楽が常に身近にあり、8歳から音楽家及びセミプロとして経験を積み上げてこられたそうで、海外の様々なアーティストと演奏したみたいというモチベーションでアメリカの音楽大学に奨学金をもらい留学されたそうです。音楽分野に道を狭めすぎず、当時興味があった美術も副専攻で学び、現地の美術館で数年間英語及び日本語のガイドも務めたそうです。Women In Musicに所属しながら女性音楽家の支援活動もされており、アメリカ本部でボランティアとして運営に携わったのち、日本支部を立ち上げられたそうです。これらのご経験から、参加者の学生に向けて、チャレンジしているうちに自信がついてきたり、味方が増えたりするし、道がなければ作れば良いとお話されていました。

5. 医学系分野の研究技術者兼映画監督​​ 竹本さん

「一つのことに全てを入れ込もうとしない」、「千里の道も一歩から」、「悩んだ時の適切なメンターを確保」の3点を主軸に、ご自身のキャリア選択や映画制作のご経験から得た学びと共にお話ししていただきました。2年間勤めた国家公務員を退職する際、これからは休日を確保し、その時間を映画制作に満てたいと思ったご経験から、やりがいとできることは別と割り切り、適職と転職を使い分けることが重要であるとお話しされていました。加えて、単純に映像を作りたいという情熱から映画制作を始め、トラブルが起きても反省して次に活かすという試行錯誤を重ねてこられたご経験から、何事も一歩踏み出して始めて見ましょう、と仰っていました。最後に、自分に刺さること言ってくれる方や、厳しいことも言ってくれる方、勉強になるなと思う方をその都度確保することが重要だとお話しされていました。一人で悩まないように。と、参加者の参加者に温かい言葉をかけてくださいました。

<参加した学生の感想>

イベント開催前のアンケートでは、就職活動やその先のキャリア形成に関して不安を表す参加者が多かったですが、イベント参加後のアンケートでは、満足と感じた参加者は100%であり、「自分の考え方と似ていたところがあり、このまま進んで大丈夫だと安心した。」といった声や、「「女性」という枠組みにとらわれず、いい意味でそれを生かすような姿勢で挑戦し続ける人がいるということを知ることができた。」など、自身の将来について前向きな気持ちを表す感想ばかりでした。

2022年も、GIT Japanのイベントを通し、STEM分野を少しでも多様なコミュニティにできるよう、積極的に学び×交流の場を提供していきますので、どうぞ宜しくお願い致します!!

立命館大学EDGE+Rプログラム様、この度も興味深い企画を共有いただき、ありがとうございました!


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