【イベントレポート】Choose Your Career〜自分に合う働き方〜 Vol.4

こんにちは!Girls in Tech Japanの張です。

2021年4月30日に開催された、Girls in Tech Japan加藤が運営するB-LEAPとの共催イベント「Choose Your Career〜自分に合う働き方〜」の報告をさせていただきます!

就職活動を向える学生の皆様や、自身のキャリアと向き合いたい社会人の皆様、それぞれの立場より、何かヒントを得られるものになると嬉しいです。

イベントの様子は複数回に分けてレポートしてまいりました。
Vol.4では、パネルディスカッションの内容を引き続きお届けします!今回が最終回となります!

※イベント概要や、パネリストの自己紹介はVol.1をご確認下さい。
※前回までにお届けしたパネルディスカッションの様子はVol.2, Vol.3をご確認ください。

<パネルディスカッション>
早絵さん:では次の質問に移ります。

Q3: 次にキャリアチェンジをするとしたら、どんな働き方にするか

早絵さん:最初にまり子さんからお願いします。

まり子さん:働き方という意味では、この先転職をするしない、キャリアチェンジするにしろしないにしろ、今後は自身の関心の高い分野や結果を出せる分野にコミットできるように、専門性を高めていきたいなと思ってます。
専門性を高めたり、スキルアップすることで、生産性を上げ、裁量を持つことで、仕事以外でも自分自身が興味あるような活動を進められればと思います。
例えばB-LEAPやそれ以外のボランティアもそうですが、こういった活動を通じても仕事の方にも良いインプットをし、シナジーを生み出せると良いなと感じております。

早絵さん:ありがとうございます。
やっぱりこの海外にいる日本人の方のこの印象は、ご自分のキャリアだけではなく、ボランティアであったり、様々なことをパラレルでしているイメージがあるので、それが次の仕事にも生きてくるのかなと思います。

それでは、次はあの愛子さんの回答を読み上げさせていただきます。

***
(愛子の回答代読):私の場合は2点、世界変えたる!と言うような高い視点であることと、次もテクノロジー業界で働きたいです。

前の会社で働いている時は、大手企業が嫌いでしたが、今はその良さが見えています。
と言うのも、ダイキンにいた頃やデジタルヘルスのスタートアップでは、例えば、こんなビジネスしたい!でもregulationの問題で出来ないね、となった場合に、「じゃあlobbyingしてregulation変えてもらおう!」みたいな発想が起こります。
これは会社の規模と関係ないか、もしくは大手とスタートアップの特徴なのかもしれませんが、私はこのような視座が高い発想を出来る人が、中規模企業にはいないイメージを持ちました。
理由を私なりに考察すると、中途採用社員が少なく、プロパーの正社員が多いと、「今、出来ること」でのビジネスを考えがちです。
私は「今、やるべきこと」をしたいので、それが出来る職につきたいです。
今のIT企業に入社したばかりの頃、視座が違うことで、「いや、そんなこと出来ない」と言われて、提案がことごとく不採用となりました。
浜崎あゆみの好きな歌詞で「背負う覚悟の分だけ可能性を手にしている」と言うのがありますが、こっちの方が私に合っています。
ですので、会社規模に関わらず、視座が高い仕事をしたいです。

(愛子の回答代読):もう一つ、次もテクノロジー業界が良いと言うことですが、どんな業種でも良いと思いますが、やはりテクノロジー業界にはいたいです。
理由は、一度PhDに進んだ経験があると・・・という話を前にしましたが、課題設定から解消までの筋道立てが、他の業界でもワークすることを感じているからです。
自分で立てた計画にそって、順序だって、人を動かして進めていくのが好きです。
また、アメリカではテクノロジーでぶっ飛んだことが起きます。
テクノロジーを使えないと情報弱者になるので、常に多様なテクノロジーにアンテナを張って生きていきたいです。

早絵さん:それでは、次に会里子さんお願いします。

***

会里子さん:はいそうですね、皆さんの回答に圧倒されています!笑
私は子供がまだ小さいので、しばらくは子供との時間を大切にし、当面はフレキシブルな仕事スタイルにしたいと思っています。
旦那も自営業したいタイプなので、今は彼がフルタイムを取ることによって、家庭の安定を保っています。
もし彼が本当にチャレンジしたい!となったら、私ができるタイミングで、私がフルタイムを取るという形になることも考えられるかなと思っています。
なので、家族としてできることを、デザインしていけばいいかなと思っています。
子供が大きくなってから、自分の時間がフリーなってきたら、その時自分がやりたいと思ったことをすれば良いかなと思っています。
これまでの経験や興味と合わせて、NPOの拡大であったり、ビジネスの拡大であったり、チャレンジできればと思っています。
テクノロジーのバックグラウンドや、その他の経験も生かし、自分の中でこれから色々興味が湧いてくるのではないかと思っています。

早絵さん:ありがとうございます。
子育てをしながらも、会里子さんは様々なことにチャレンジし、人脈も沢山あるので、これってターゲットを決めず、その時々で、フレキシブルに動けるのも良いなと思いました。

それでは、最後に溶子さんお願いします。

***

溶子さん:皆さんが仰ったように、ライフステージによって、キャリアチェンジの方向性は決まると思うんですよね。
私の場合は、今の仕事に変わった時に、子供達二人を大学卒業までさせなければ!という経済的ニーズが高かったんですけれど、二人とも無事大学を卒業し、まだちょっと先ですが、定年退職も見えてきたかな、という歳なのと、今の仕事がとても気にいっているので、次にキャリアチェンジをするとしたら、よほどやりがいのある仕事を見つけた時かなと思います。
先ほどは今の仕事の短所としてあげたのですが、今の仕事では全く日本語を使わないので、私の持っているスキルを最大限には生かせておりません。
なので、これまでの仕事の経験を生かし、かつ日本語を活かせる仕事があればしてみたいなと思います。
やりがいという点だけにフォーカスすると、Gender Equity とかRacial Equityなど、私が重要だと思っている社会問題を取り扱うNPOなどに貢献できればと思いますし、B-LEAPを中心としたボランティア活動に力を入れていければ良いなと思っています。

溶子さん:私の自分自身のキャリアチェンジは、そんなに考えておりませんが、自分の経験から、これからキャリアチェンジを考えている方にアドバイスさせて頂きますと、あまり自分の枠に捉われず、限界を決めずに挑戦して頂きたいなと思います。
私は結構若い頃から本が好きで、100%文系だったので、自分に合ってる仕事は翻訳だ、と思い込んでいました。
ご縁があって、することになった監査役オフィスの仕事ですが、仕事自体は楽しくて仕方がないというわけではなかったけれど、その経験あったからこそ、今はやりがいもあってすごく楽しいと思える仕事に巡り会えました。
そういう意味で、あまり先を決めず、何か来たらやってみる!という軽い気持ちでチャレンジするのもいいのではないかと思います。
私も、この先何かとても面白いOpportunityが舞い込んできたら、乗ってみるのもいいかなと思っています。

早絵さん:ありがとうございます。
溶子さんは、今の仕事にメラメラ進んでいるのが伝わってくるので、今まで専業主婦だとか、フリーランスだとか、色んな経験がある中で、今の中小企業が気にいってるというのも面白いなと思いました。
私も転職を繰り返して、気に入った働き方が見つかるのかな、と思いました。

<Q & A>
早絵さん:それでは次にQ & Aに移ります。
既にいくつかプライベートで質問を頂いたので、そちらから伺っていきたいと思います。

Q: キャリアチェンジをするときに、失敗したらどうしようという不安はありませんでしたか?

早絵さん:これは、溶子さんと会里子さんにお答えして頂こうかなと思います。

溶子さん:では私から先にお答えします。
失敗というのは人それぞれに定義があると思いますが、私の場合、どうしてこの会社に入ることになったかと言いますと、監査役オフィスで働いていた際に、そのオフィスが今の会社をコンサルタントとして雇っており、私はクライアントとして一緒に働いていました。
そこで顔見知りとなり、リクルートしてもらったのですが、紹介して頂いたのが今の会社のPrincipalだったということもあり、彼の面子を潰してはいけないというのが、私にとって一番怖く不安なことで、とにかく彼に恥をかかせてはいけないという一心でしたね。

早絵さん:ありがとうございます。
ちなみに溶子さん働きながらMBAも行かれていたということですが、7年間のモチベーションとかもぜひお伺いしたいです。

溶子さん:どうして7年かかったかと言いますと、最初私はサフォーク大学のMBAから始めたのですが、娘たちがまだ5歳とか小さかったので、1学期に1クラスでやっとでした。
普通は、夏休みとかまとめて取るのですが、私もやっぱり夏休みは子供達と過ごしたいので、そこでも時間かかりました。
そのあとマサチューセッツ大学にTransferしたので、そこでまた1年かかりました。
本当に7年かかるとは思いませんでしたが、子供達に合わせて時間がかかってしまったというのが事実ですね。
もし、私と同じような状況の方がいらっしゃったら、何年かかっても、MBAでは学んだことがすごく多かったので、時間がかかっても価値があると思います。

早絵さん:ありがとうございます。
私も行った方がいいのかなと思うのですが、仕事を辞めて2年間フルタイムとなりますと、時間もコストもかかり、大きなステップだと思うのですが、パートタイムで子育てをしながらというのは本当にすごいなと思います。

早絵さん:ちなみに会里子さんは仕事を辞められフルタイムでMBAへ行かれたと思いますが、その時の心境であったり、様々なキャリアチェンジだったり、起業をされた時の不安というのはありましたか。

会里子さん:はい、いつも不安だらけです。笑
熊本の出身なのですが、父親が大変厳しく、昔から私のしたいことはダメダメ言われてきました。
大きなDecision Makingや説得をする時は本当に大変で、アメリカに来る時もそうだったのですが、物凄く強い意志が必要でした。
なので、いつも私の中では「こうしたい」という気持ちはあるのですが、そこを物凄く強く肯定できないと、前に進めないということがありました。
そういう時に、いつも私が感謝しているのは、周りで背中を押してくれた人がいつも必ずいたことです。先輩だったり、上司だったり、私が思っていることを引き出してくれ、「それでいいんじゃない」と背中を押してくれる人がいたというのは大きいです。

会里子さん:2年間のMBAの経験は、その時の機会損失や、仕事を続けることによる可能性が見えているのに、それを掴まないリスクはどうするのか、と言う人もいますが、逆に私はそのリスクよりも、その先の可能性のほうが、私は見たくて進みました。
でも不安はいつも大きいです。
自分の中でDecision Makingや、その時誰かに背中を押されたことが、私の中で強く前に進めた要素かなと思います。

早絵さん:ありがとうございます。
やはり大きなことをされていると、今私たちは結果しか見ていないので、MBAも行って、起業もされて凄いなと思いますが、みんな不安はあるのだと感じますし、結局不安だけどリスクを取り、それが正解か不正解か変えるのも自分の行動次第です。
周りにサポートしてくれる方々を多く集める環境は大事だなと感じました。

では、まり子さんも、キャリアチェンジはされていませんが、ロンドンに行かれたりと、会社の中でのボジションチェンジや環境の変化などはあったと思いますが、その中で不安はありましたか。

まり子さん:私の場合は、会社を辞めるという選択はしていませんが、ロンドンやニューヨークに行っている間は仕事が止まり、キャリアが止まるわけなので、少し考える瞬間はありましたが、やりたい思いが強く、やらなければ必ず後悔すると分かっていたので、手を挙げないという選択はありませんでした。
最初にロンドンに送り出してくれた上司から、うまくいかなかったとしても、挑戦したことには意味があるし、失敗したとしても私自身の価値が下がるわけではないから、自信を持って笑顔で帰ってきなさいという言葉をもらったので、二度目のニューヨークに留学した際も、不安は全くなく、期待しかなかったです。

早絵さん:はい、ありがとうございます。
かっこいいです。ニューヨークに来た時は不安もなかったというのが、色々経験したからこそ、プッシュするべきだと自分の中で何かがあったのかなと思いますね。

***

早絵さん:次の質問です。

Q: 自分のやりがいが分からない場合はどうすればいいですか

溶子さん:分からないということは、何か試してみて、これではない!という排除法で試してみるのもありかと思うんですよね。
最初からこれだ!と決まっていなくても、やってみて、あれじゃない、これじゃない、と言ってる間に見つかるという事もあると思います。

まり子さん:私の場合は、やりがいとかやりたいことが見つからなくても、Comfortableではないことを減らしていく消去法でも良いのではないかと思います。
やりがいって言葉の定義が難しいですが、必ずしもみんながやりがいを仕事に求めなくても、趣味とか、ご家族とか、他に求めても良いと思います。

まり子さん:やりがいって必ず自分が誰かの上に立ってみんなを引っ張ることだけではなく、例えば、アシスタント業務でも、決められたことを時間内にミスなくこなすこともやりがいになると思います。
なので、自分が何をしている時がComfortableか、という点から見つけていくのも良いのではないかと思います。

早絵さん:さっき消去法と言われたのが印象的で、やりがいって降ってくることではないので、試してみて、Comfortableか、Excitingか、自分で見つめ直してみるのも大切だなと思います。

では、会里子さんは起業をされたということで、これやりたいとか、あれやりたいとか、あったと思うので、是非教えていただけたらと思います。

会里子さん:やりがいを仕事に繋げて考えた際に、自分の価値観を見つめ直してみては良いのではないかと思います。
例えば、大事に思っていることが、社会的に大きなインパクトを与えることなのか、認められたいのか、社名や肩書きなのか、金銭的なものなのか、どこが一番Dropできないかという観点で、仕事を選べば良いと思います。

例えばペットがとても好きで、ペット関連の仕事をしたいと思ったとしても、例えば今の高いお給料の会社を辞めてまで行きますか、となると思います。
自分の中で何が価値観なのかっていうところを考えた上で、例えば、自分の大事にしていることが社会的安定性や、心の安定性であったら、それをキープしたままで、サイドで好きなことをする、という風に持っていかなければ、自分のメンタルバランスが崩れると思うんですよ。
なので、まず自分の価値観を見直した上、したいことをどういう風に実現するか考えることが大事だと、私の経験から思います。

溶子さん:全く同感です。
その人によってやりがいって違うし、ライフステージによっても変わってくると思うんですよね。
だから、その時に自分が大切にする価値観をもとにやりがいを見つけるのが大切かなと思います。

早絵さん:時間となりました。
皆さん本日はありがとうございました!!

***

「Choose Your Career〜自分に合う働き方〜」のレポートは以上となります。

皆さま、いかがでしたでしょうか。
実は私も日系大企業を辞め、キャリアチェンジをしましたが、決断するまでは本当に沢山悩みました。
たった一度の人生、チャレンジしなければ後悔する!と自分を奮い立たせて決断しましたが、自身の一つ一つの選択で人生を切り開いていくことは本当に楽しく、素晴らしいことだと感じております。
一方で、保証された未来があるわけではないので、日々自身の能力以上のことにチャレンジし、少しずつでも成長するため、絶えず努力が必要な状況ではあります。

女性の場合は特に、出産・育児のライフイベントもあるため、キャリアを磨く時期と、家族との時間を増やす時期と、バランスを柔軟に変化させられるような仕事や働き方を選べると良いかもしれませんね。

今後もGIT Japanでは、文系理系問わず、STEM分野で活躍している女性たちのストーリーを様々な形でお伝えする活動を通じて、日本社会を支える女性たちや、次世代の女性たちに、一歩踏み出すことの後押しができたら幸いです。

今後GIT Japanにやってほしいことなど、いつでもコメントお待ちしております!
これからもGIT Japanをよろしくお願いします!


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