【イベントレポート】Choose Your Career〜自分に合う働き方〜 Vol.3

こんにちは!Girls in Tech Japanの張です。

2021年4月30日に開催された、Girls in Tech Japan加藤が運営するB-LEAPとの共催イベント「Choose Your Career〜自分に合う働き方〜」の報告をさせていただきます!

就職活動を向える学生の皆様や、自身のキャリアと向き合いたい社会人の皆様、それぞれの立場より、何かヒントを得られるものになると嬉しいです。

イベントの様子は複数回に分けてレポートします。Vol.3では、パネルディスカッションの内容を引き続きお届けします!
※イベント概要や、パネリストの自己紹介はVol.1をご確認下さい。
※前回お届けしたパネルディスカッションの様子はVol.2をご確認ください。

<パネルディスカッション>

早絵さん:では次の質問に移ります。

Q2: 今までの経験と比べて今の働き方の長所、短所
早絵さん:皆さん仕事に求めることは、ライフステージや自分のプライオリティによって変わることがあります。
やりがいと必要条件を天秤にかけてキャリアチェンジの判断をすると思いますが、それを踏まえた皆さんの現在のキャリアの長所と短所を教えてください。
それでは溶子さんからお願いします。

溶子さん:長所を語るにあたって、まずは「やりがい」に着目したく思います。
人によってやりがいは違うと思いますが、私の場合は「個人の意見・アイデアがどれだけ仕事でいかせるか」ということで、その観点でいいますと、今の中小企業は、私にとってはとても向いていると思います。
仕事を始めた当初は本当に自分に自信がありませんでした。
30代でしたが、全く交渉もせずに、一番下のスタッフポジション、つまり、新卒のポジションから始めました。
200人ほどの規模の会社でしたので、頑張れば認めてもらいやすく、コツコツ昇進し、今では上から2番目のポジションに就かせて頂いております。
大企業であれば、9年でジュニアから管理職ポジションはなかなか難しかったかもしれませんが、こういったところも、中小企業の良い点かと思います。

溶子さん:私の会社は、9年前の200名規模から成長し、今ではハワイからプエルトリコまで600名規模になっており、中小企業から、大企業のカルチャーに変わりつつあるところです。
仕事の長所ですが、私の仕事の60%はプロジェクトマネージャとしてクライアントを支援することで、残り40%は自分が管理する課・プラクティスのBusiness Developmentです。
この二面性が、飽き性の私には性に合っています。
Business Developmentでは、自分のしたい仕事に携われるのがいい点です。
私が管理するプラクティスで入札するプロジェクトを選ぶことが出来るので、行きたい州のプロジェクトを選ぶこともあります。

コンサルタントの面では、ルーティンワークがないことが長所です。
何が起こるか分からず目まぐるしく変わる毎日が、私には合っていると思います。
今は監査を6件、不正の取り調べを1件を持っておりますが、それぞれ自分で予定を組み、管理もフレキシブルにできます。

あと、なんと言っても一番の長所はチーム仲が非常に良い点です。
人間関係から来るストレスはほとんどありません。
上下関係のないフラットな関係性であり、上から下まで対等に議論できるのも良い点です。

短所ですが、バイリンガルであることが全く強みにならない点です。日本語を使う機会はありません。
大企業に比べると、中小企業だということもあり、インダストリーの相場に比べておそらくお給料は低いと思います。
あとは、スピード感を持って変化に対応することをストレスに感じる人にとっては苦しいかもしれません。

早絵さん:フラットなカルチャーであることがとても印象的で、自分が働きたい会社の一つの魅力だと感じました。
日本語を話せることを強みにしてアメリカで働くか働かないかって、かなり大きな選択肢だと思うんです。
英語が第二言語の私たちが、アメリカ人と完全対等に戦うというのは、それに相当するスキルや英語力がなければいけない。大変だと感じたことはありますか?

溶子さん:最初のうちに困ったのは、クライアントが全米に渡っておりますので、クライアントによってはアクセントが強かったり、電話会議の際にもうまく聴き取れないという点がありました。
その点はやはりネイティブとは違ってDisadvantageになったかと思います。
今はもうアメリカに住んで30年になるので、言語力で不便に思うことは無くなりました。

早絵さん:ありがとうございます。やはりそれなりの英語力がないと、日本語を武器にできずに働くのはチャレンジングなことだと感じました。
次は会里子さんにお話をお伺いしたく思います。

***

会里子さん:以前のニューヨークでの大企業での経験の長所についてお話します。
大企業で働くと、給料やベネフィットなどの安定性は保証されます。
また、個人では扱えないような大きな案件に関われたりします。
出張では色々な所に行って仕事ができたりもします。
基幹システムのプロジェクトに関わっていたので、南米や欧州も行きましたし、オリンピック開催中の都市にも行くことが出来ました。
当初は独身でしたし、家に戻る必要もなかったため、ずっと出ておりましたが、この点はライフステージによっては長所でも短所でもあると思います。
大企業にいると、大企業の名刺を持つことができ、それによる精神的安定性も長所かと思います。

大企業の短所で言いますと、時間に縛られ、朝から晩まで働き、したいことができないなかった点があります。
また、「上司を選べない」というように、組織で過ごす際にStruggleしてしまう点もあります。
NPOを作って改めて感じたのですが、私みたいな働き方をする人に大企業は難しいと思いました。

今は自営業をしているのでそのお話をします。
自営業になると、ビジネスモデルも自分で設計し、何を提供するか、どうやって売るか、全てが自分次第となります。
自由である反面、物凄く難しいのはやってみて感じます。
時間の使い方も自分次第ではありますが、お客様を見つけて、継続的に収入を得ていくというのは本当に難しいことだと感じます。
ただ、子どもができてからはこういったスタイルのほうが自由度が高いですし、子どもがいるからこそ、養っていかなければならないという責任感から、難しいことにもチャレンジしようという心構えができた点は長所かと思います。

早絵さん:ありがとうございます。ライフステージがキーワードだと感じました。
以前の職場では、出張で大きな企画に携わったりというのは、大企業ならではの大変さはありつつも魅力だと感じます。
起業された今、その全責任を自分一人で負わなければならない上、子どももいて家族を養わなければならないという、とても大変な状況ではないかと思います。
ライフワークバランスはどのように取られているのでしょうか。

会里子さん:私の場合は、夫に理解があり、彼自身も起業をすることに対してパッションがあるので、サポートしてくれる点が大きいです。
あとは、子どもを養うためには、難しくてもやらなければならないという、背水の陣のような精神的逼迫感があるので、自分に対するプレッシャーもかけられているというのはあります。

早絵さん:常にチャレンジだからこそ、自分でこの道を突き進んでいるのがとても印象的ですね。
次は愛子さんの回答を読み上げさせていただきます。

***
(愛子の回答代読):長所と短所は自分のライフステージによって変わる=本当に感じていることです!
実は結婚して「こんなにも自分の時間がなくなるものか」とびっくりしました。
18歳からずっと一人暮らししてきたので、人と一緒に住むというところから私にとってはハードルが高く、夫に「金曜の夜から土日は家族時間だよ?」とか言われて、「なんで?仕事したいんだけど。」とか思っちゃって。

そういう変化があってこそ、今の仕事の長所は、comfortable +ストレス無い(work life balance面で時間に余裕がある)と言うことです。
以前の仕事は,飛行機を使う出張が多すぎました。
多いときは月の半分以上、家を空けることがありました。
3か月に1回くらいの頻度で日本出張もありました。
大手企業は予算規模も桁が異なるので、「来週、西海岸来れる?」とか平気で言われてしまいます。
でも自身でも好んで、調査しに出かけようと月に一度は出張を自ら入れていました。
ですので、自身で提案していた分、やりがいも感じていました。
動き回れば回るほど経験が自信に繋がっていたので、沢山の出張の経験は、カラダが辛くなること以外は嬉しかったです。
が、今の私の結婚後の生活には合わないと感じています。
なのでブログにも書いていますが,job descriptionでbusinesstripがless than 20%は非常に重視して見ていました。

(愛子の回答代読):今の仕事の短所は、なんと!遅い!と言うことです。
一般的に大企業ほど意思決定が遅いって言われていると思います。あれは私の場合では違いました。
会社のスピード感は会社規模によると思っていましたが、少なくとも私の場合はカルチャーもあるかなと思います。
誰でも最初の会社のスピード感が普通だと思ってしまうと思いますが、解決方法としては、意思決定が出来る人の近くにいるかと言うことと、意思決定出来る人が早く意思決定してくれるかによると思っています。
スタートアップはもちろん早いですが、それもやはり意思決定者との距離によると思います。
「意思決定出来る人が早く意思決定してくれるか」どうかは変えられませんが、距離は自分で縮められるので、それは工夫してスピード化を図っています。

早絵さん:愛子さんの副業についても、positiveとnegativeとご興味あると思います。
以下ブログ配信しておりますので、参考にしてください。

副業について 〜9ヶ月目の感想〜

早絵さん:それでは、最後にまり子さん、お願いします。

***

まり子さん:大企業での長所は3点あります。

1点目は、自分の適性や強みを発見・実感することができることです。
自身の適性や強みは他者との比較や実際に業務を通じて発揮されるものであり、一言で銀行と言えど、その中には膨大な種類の業務があり、それを経ることで、自身の適性や強みを発見・実感できました。

2点目は、豊富な業務の中には、一個人の想像や期待を上回るOpportunityが存在していることです。
私の経験で言うと、コロンビア大学へ留学した際は、幸運なことに会社が寄付を行っていたために、客員研究員として入学試験を経ずに、内示を貰って1ヶ月半後にはキャンパスに足を踏み入れることが出来ました。
ビジネススクールの授業も無料で受けることが出来ました。
自力でゼロから掴むには難しいように見えるチャンスも、大企業にはあるということです。

最後に、部署の数も多いので、目の前の仕事が辛かったり、同僚と合わないと思った際には、転職を選ぶのではなく、部署を移るという選択肢があるという点は、セーフティネットにもなり得ると思います。

短所は、長所の裏返しにもなりますが、キャリアパスが必ずしも自分の思うようにはならないことです。
定期的な人事異動もありますし、不正を防ぐため目的で、長く特定の仕事をさせないようになっております。
ジェネラリストですと、3〜5年に引っ越しを伴う可能性のある人事異動があります。
辞令は前日の夕方または当日の朝に伝えられ、国内は1〜2週間で、海外でも1ヶ月後には異動先へ赴任することとなります。
そのため、ライフプランを立てて会社にうまく連携しなければ、特に女性の場合は、ライフイベントとの兼ね合いが難しいと感じることもあります。

早絵さん:やはり同じ企業で12年というのが新鮮です。
会社から異動を伝えられ、毎年環境が変わるのは大変だと思います。
ロンドンやニューヨークに行かれたり、大企業に勤めながら、どのように自身でキャリアデベロップメントを考えられてきたか、お伺いしたいです。

まり子さん:もともと私は好奇心が強く、それを言葉に出して仕事に結び付いていてきたのだと思います。
仕事をしていく中で、どんどん面白そうなことが見つかり、好奇心には繋がってきました。
また、会社の中の知り合いを辿り、面白そうな仕事を見つけたり、時にはカウンターパートの方に引っ張って貰ったりで、仕事に繋げてきております。

早絵さん:やはり、自分で行動的になり、自分のビジョンを伝えること、口に出すというのは大事ですね。
日本で働いていると、言いづらかったり、どこか受け身になってしまうこともあるかと思いますが、日本の企業で働く女性として、海外で活躍するには、自分で発信することが重要だと感じました。

***

Vol.3はここまでとなります。
多種多様なキャリアや経験を持つ登壇者の皆さんから、今までの経験と比べての今の働き方の長所、短所について伺ってきました。

次回Vol.4では、次にキャリアチェンジをするとしたら、どんな働き方にするかについて伺っていきます。

皆様Vol.4もお楽しみに〜!!


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