【イベントレポート】Choose Your Career〜自分に合う働き方〜 Vol.2

こんにちは!Girls in Tech Japanの張です。

2021年4月30日に開催された、Girls in Tech Japan加藤が運営するB-LEAPとの共催イベント「Choose Your Career〜自分に合う働き方〜」の報告をさせていただきます!

就職活動を向える学生の皆様や、自身のキャリアと向き合いたい社会人の皆様、それぞれの立場より、何かヒントを得られるものになると嬉しいです。

イベントの様子は複数回に分けてレポートします。Vol.2からは、パネルディスカッションの内容をお届けします!
※イベントページはこちら
※イベント概要や、パネリストの自己紹介はVol.1をご確認下さい。

<パネルディスカッション>

早絵さん:ではここから深堀って皆様にお話を伺ってまいります。

Q1: 様々なキャリアを経験してきた皆様ですが、どうして今の働き方を選んだのか?
理由、および、キャリアチェンジをするにあたってのスキル、資格、経験も合わせて教えて下さい。
まずは溶子さんからお願いします。

***
溶子さん:まずは、私が転職をすることを選んだ経緯からお話させていただきます。
公務員の仕事は残業がなく安定していて、子供たちの学校が休みの日はほぼ確実に仕事も休みであり、福利厚生が整っている、という点で幼い子供を持つ親としては働きやすい環境でした。
一方で、技術や知識向上への刺激が少なかったことに不満も持っていました。
下の娘が高校生になるのを目途に、働く時間が増えても、もっとやりがいのある仕事に変える計画をしていました。
それに合わせて実は現実的な問題も抱えており、当時は夫が大黒柱となっており、私自身のキャリアは、「家庭のための副収入」という認識でした。
私自身も、当時は強いキャリア志向はありませんでした。
その夫のキャリアがこの先永久に続くことはないのではないかと暗示する出来事があり、将来私が娘たちを養っていくことを考えた際、公務員では無理だということに気づきました。
そこから転職を実際に考えなければならない状況になりました。
なので、私はコンサルタントになりたいという夢があってこの仕事を選んだわけではなく、とにかくお給料の良い仕事として、考えておりました。

溶子さん:このキャリアチェンジをするにあたってのスキルと資格についてお話します。
何年も転職を考えてはいたものの、私は下の娘が2歳になるまで育児に専念して30歳から働き始めた上に33歳でキャリアチェンジをしているので、年の割に経験が少ないという弱みがあり、転職をするためにはその経験不足を補う何かが必要だという漠然とした焦りがありました。
なので、働きながら、7年かかったのですが、MBAと公認不正検査士Certified Fraud Examinerの資格を取り、それが結果的に今の仕事に繋がったのだと思います。
コンサルティングというのは、簡単に言うと専門知識を売る仕事なので、資格は結構重視されます。
なので、キャリアチェンジの方向性は見えていないものの、今の仕事に漠然と不安や不満を持っている方は、自分の興味のある分野の資格など持っておくと、将来キャンリアチェンジをする際の強みになると思います。

早絵さん:働きながらMBA、しかも7年!
アメリカにきている日本人の若い世代は私を含め、まずバリバリ働くことにフォーカスをしている人が目立つので、溶子さんの30歳からのキャリアとアカデミックの話はとってもユニークで興味があります。もっとお話しを聞くのを楽しみにしています!
ありがとうございました。

***
早絵さん:では、ここからは、本日参加できない愛子さんの回答を代わりに読み上げさせていただきます。

(愛子の回答代読):私の場合、視点が二つかなと思っていて、なんで転職したの?となんで副業しているの?だと思います。
最初のなぜ転職したか?は転職しなければならない状況だったからです。
当時はダイキン(大手製造業)の駐在員で来ていて、最初1年間のつもりで派遣され、延長延長で最終的に2年半延長してもらえましたが、いよいよ日本への帰国要請が来ました。
私一人だけマサチューセッツに従業員がいたということもあり、元々ダイキンのオフィスがあるNYかDCならofferを出せるなど、交渉もいろいろありましたが、結婚したばかりでパートナーが、いくらNYとBoston近いといっても週末婚は無理、という家族会議の結果、辞めることにしました。
なので、ライフイベントのため転職せざるを得なかったということです。

(愛子の回答代読):なぜ二社で副業しているか?というと、一言で言うと、欲張りだからです笑。
製造業(機械)から→IT(サイバーセキュリティ)とデジタルヘルスへ来のですが、サイバーセキュリティもデジタルヘルスもどちらも成長見込みのある市場で、製造業に比べ相対的に女性の進出が進んでいる(もちろんまだまだですけどね)で、選び切れず、製造業で10年働いちゃったので、多くの業種を試すには、副業だと思って、どちらからもフルタイムでofferをいただいたのですが、両社に正直に話して副業を選択しました。

(愛子の回答代読):私のような仕事、テクノロジースカウティングの場合、これといった資格は必要ないですが、二つあります。
一つ目、人脈が必要となります。人脈ごとまるごと人を採用するイメージです。
例えば、私は今日の主催者のB-LEAPとGirls in Techのどちらも役員をしているのですが、その人脈狙いで最近ヘッドハンティングが来たのですが、Glass door(日本で言うリクナビやマイナビのような,米国で普及している求人情報サイト)を見て、自分の家族や友人に営業しなくちゃいけないとかレビューにあったので、辞めました。
新入社員はこの視点では評価されにくいですが、中途採用だと人脈を見られることはよくあることかなと思います。
二つ目は、スキル・経験としては、どんな分野の技術に対しても興味を持ってちゃんと理解出来ること、少なくとも理解しようとする好奇心が必要です。
私はPhDを中退してるのですが、PhD candidateの時に教わったり身についたりした基礎的なサイエンスへのアプローチが、非常に生きていると思っています。

早絵さん:私も愛子さんと初めてお会いしたときは大企業に勤められているイメージがあったのですが、転職した、しかも2社で副業されていると聞いて、どんな戦略で働いているのか気になっていました。
欲張りって言っていましたが、向上心の塊ですね!!愛子さんのお話しも深堀するのを楽しみにしています〜!
では次に、まり子さんお願いします。

***
まり子さん:私が大企業を選んだ理由は3点あります。
1点目は、大学生の頃は、学業とベンチャーでのインターンを両立し、今の会社に入社する前日まで働いていました。
そこではやりきった達成感と、実力がついた自信があったので、このフィールドを広げてどこまで頑張れるか試したくなりました。
2点目は、大学生から社会に出る際に、法律で社会を変えたいと考え、当初は官僚を目指していましたが、最初に社会問題を解決するベンチャーでインターンをし、社会を変えるには法律よりもビジネスの方が力があるのではないかと感じ、民間企業を選びました。
その中でも、社会のインフラを担う金融機関で働きたいと考えておりました。
私が就職した2008年はリーマンショックもあり、金融といえば大企業しかありませんでした。
3点目は、2歳〜5歳でスイスのジュネーブに住んでいたのもあり、将来また海外、特に欧米エリアに住みたいという思いがありました。
欧米エリアへ移る機会は大企業の方が多いのではないかと思い、大企業を志望しました。

まり子さん:私が13年間一度も転職せずに同じ会社で働いているのを不思議に思われている方もいるかと思いますが、ニューヨークに来るまではほぼ毎年社内で人事異動をしていて、11回異動を繰り返してきました。
海外はロンドンでも働いており、働く内容も、働く人も、働く環境も変わってきたので、転職と同じような刺激や新鮮さを味わってきました。
毎年新しいことを覚える楽しさや、環境に馴染む大変さがあったので、私には転職を考える余裕がありませんでした。
10回の異動は会社任せではなく、ロンドンのトレイニーやニューヨークの留学は自分自身で手を上げて得たものです。
両方とも会社で手を上げた当初は不合格でしたが、自費で予備校に通い、本気で挑んだ姿勢が会社にも伝わり、留学に行くことができました。

仕事でうまくいかないこともあると思いますが、そんな時でも手を抜かずにやり抜く姿勢が会社には認められたのだと思います。
結果としては、ロンドンでのトレイニーも、ニューヨークへの留学も、「女性として初めて」という実績を作ることができました。

早絵さん:ありがとうございます。
NYCで金融業界で働くなんて、ザ・バリキャリ代表ですよね。学生時代のベンチャー経験があってからこそ大企業への就職というのも繋がっているなと感じます。
では最後に会里子さんお願いします。

***
会里子さん:私はいくつか段階を分けてお話します。
もともと大企業で10年働いたのち、やめてMBAを取得しようと思ったきっかけからお話します。
MBAを目指した時は30代で独身、チャレンジするなら今しかないという思いがありました。
アメリカで日系企業に勤めていて、経験も沢山積み、安定はしていましたが、あくまで日系社会からの目線でしかアメリカに接していない気がしていました。
具体的には、接するアメリカ人も、日系企業の従業員や、日系企業のベンダー、クライアントと、純アメリカのビジネス文化に接していないような気がしていました。
更には、ビジネスの体系的知識を学びたかったのと、今後アメリカで日系以外の会社に勤めることや、起業することを考えた際にも、アメリカの学歴は有効だと思いました。

会里子さん:MBAを取得後に、会社に戻らなかった理由についてもお話します。
在学中にNPOを立ち上げ、自分のこれまでのキャリアと全く違うことにチャレンジしました。
NPOは物凄くやりがいを感じ、活動もうまくいっていたので、複数のことにチャレンジし、そこから収入を得るのもいいんではないかと感じ、フルタイムの仕事を辞めることに決めました。
特に、大企業で勤めると、給料やベネフィットなどの安定性は保証されますが、時間に縛られたり自分のやりたいことができなかったりします。
当時は、同時に大企業を辞めてMBAに進学したパートナーも、MBAを出た後は新しいことに挑戦したいという思いがあり、そんなパートナーが後押ししてくれたのも大きかったと思います。
結婚して、家庭というユニットになり、二人で協力しながら、妊娠出産の際には旦那がフルタイムで働くなど、役割分担してお互いのやりたいことをサポートし合える形になっています。

会里子さん:キャリアチェンジにあたってのスキルや資格に関してお話します。
先ほど溶子さんも話しておりましたが、コンサルティングについては2ケースあります。
溶子さんのように、1. スキルや資格を身に付け、専門性を持って独立するケースと、2. 自分のスキルを必要な方に提供するケースがあります。
私は後者のほうで、NPOや大企業を通して築いた自分の経験や人脈を用いて、お客様に対して提供しております。

早絵さん:「30代でチャレンジするなら今」というのが印象的で格好いいです。
私もつい今年に30代に突入したばかりで、日本にいる友人をみると落ち着き始めている人が多い中、会里子さんのような30代から挑戦する人をみるととっても輝いて見えるので、私もそんな人になりたいです!

***

Vol.2はここまでとなります。
多種多様なキャリアや経験を持つ登壇者の皆さんから、今のキャリア・働き方を選んだきっかけについて伺ってきました。

次回Vol.3では、今までの経験と比べて今の働き方の長所、短所について伺っていきます。

皆様Vol.3もお楽しみに〜!!

 


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