副業について 〜9ヶ月目の感想〜

こんにちは!アメリカ,マサチューセッツ州に住んでいる加藤愛子です。

前回のブログでは,アメリカでの転職活動,主に自分対企業で行う交渉について書きました。

今回は,副業についてメリットデメリットを記載したいと思います。あくまで個人の意見ですが,ご参考になれば幸いです!

私は今,一つの会社で週24時間,別の会社で週12時間働いています。(と言っても,法的に時間の基準が定められているだけで,アメリカなので基本的に時間管理はありません。8時間分と考えられている成果を,6時間かけてやっても,10時間かけてやっても,同じです。)

この副業を始めて9ヶ月経ち,メリット・デメリットの双方が自分の中で明らかになってきたので,ここにまとめたいと思います。

メリット

  1. 沢山の職を一度に試せる!
  2. それぞれの情報収集と同時に出来る(常にどちらも念頭に入れれば)!
  3. 会社またいだ連携の提案ができる!

デメリット

  1. Full timeでないので,他の社員と比較し相対的に仕事が遅いように感じてしまう
  2. ファイナンス面では,片方の給与額しかカウントされない
  3. 各社からパソコンが支給されパソコンだらけ

まずはメリットの方ですが,

Full-timeのオファーもいただきましたが,沢山の職を試してみたいこと,どちらの会社にも捨てがたいキャリアがあったため,両社で働くことを決めました。

アメリカということもあり,副業を禁止する企業はほぼありません。ディフェンス関係では聞いたことがあります。

ただ,雇用契約書に「同じ業界で働いてはいけない」等がある場合は多いので,同じ業界かどうか不明瞭な場合は尋ねる必要がありますし,最初から開示しておくと,スケジュールの調整が非常に楽だと思います。

私は面接時からどちらの会社にもどちらでも働きたいことを述べていました。

アメリカのオープンにする文化?のせいなのか,自分の希望をはっきりと述べる文化?のせいなのか,分かりませんが,気持ち的にはとても言い易かったです。

私は「こーこーこういうキャリアを考えていて,こっちではこれが出来て,あっちではあれが出来て,良いと思うんです」みたいな,要は本当にそのまま正直に述べましたので,「あーそうだね!わかった」みたいに,サラッとしていました。

これは,私のどちらの職も,大きな括りで言うと,Business Developmentに当たるので,技術の情報収集をよくします。どちらかの仕事をしている最中でも,もう一方の会社に関係しそうな情報が見つかることがあります。それはとてもラッキーと思っています笑

どちらの仕事で得た人脈・ネットワークを,どちらにでも使える!と言う意味です。アメリカは特に日本よりも”個人”で勝負します。なので,日本にいた時のように「加藤の人脈は会社の資産だ」みたいなことは言われません。また年齢やポジションに関わらず平等なので,Aの企業の平社員はB企業の社長に連絡できないみたいなこともありません。自分のネットワークをフル活用して,成果を出したもん勝ちです。

一方のデメリットですが,

これは自分の満足度の問題かもしれませんが,1週間に出来る仕事量の把握に慣れるのに少し時間がかかったように思っています。新しい仕事に慣れていない上に,COVID-19が3月に発生し,新しい職なのにwork from homeから始まったということも大きく影響を受けた原因ですが,「あれ?私って普段こんなけしか仕事出来なかったっけ?」と思ってしまったのです。(今思えば決してそうではないのですが)Full timeで働いていた時に感じる金曜日と,副業の金曜日の「やった感」が違うとちょっと気持ち悪く,もっと!もっと!と仕事をしてしまいそうになります。

これは,後から得た情報ですが,「やった感」というのは,「どれだけ集中できたか」に非常に比例するそうです。まさにCOVID-19で,一時は食べ物が無くなるかもという恐怖と,強制的に家にオフィスを設定してテレカンをしなければならないことは,私だけでなく多くの人に精神的な影響を与えたと思います。

これはとっても怒れてしまう悔しいことでした。

アメリカでは,ローンを組む時のファイナンスをする際に,full-time employeeではないと(アルバイトとかと同様の)part-time employeeの分類に入ってしまい,収入証明に片方の給与しか使えないことがわかりました。そうしたら,自分の収入を増やすため,キャリア向上のために,”あえて” 副業を選んだのに,社会的地位を低く見られたようなもんだと感じました。フリーランスや私のようなファイナンスの括りではpart-time の人は,2年間の就業証明があれば,合計額をカウントしてもらえるそうです。さすがに納得がいかなかったので,銀行の担当者に「それじゃあ,フリーランスの人はローンを組めないってことですか」と聞きましたが,法律でそういうルールだ,とのことでした。これは正直誤算でした。

自宅にはパソコンが3台あります。副業の会社2社とプライベートのパソコンです。どちらの会社もクラウドにデータがあり,どこからでもどのデバイスからでも,私の携帯電話からもアクセス出来るのだから,こんなにパソコン必要ないよ,と正直思ってしまいました。副業者のためにパソコンを企業間でシェアするビジネスとか良いんじゃないでしょうか?笑

最後に,

私は結果的に副業を選択したことを後悔していません。ただ,Full-timeだと,頭=脳は楽かなと思います。

脳をどちらの企業のためにも常に使っているので,単純にCPUを2倍消費しているように思う時もあります。言い換えれば,働きたい人に働きたいだけチャンスがある国だなぁと,漠然と,かつ,つくづくと思います。GDP上がるのに・・・?と日本で副業を禁止する理由が益々わからなくなりました。

好き嫌いはあると思うのですが,自分の仕事に対する好みと,キャリアに求めることを整理して,是非多くの人に挑戦してもらいたいと思います!

ご参考になれば幸いです!


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