✨STEM学生紹介リレー ✨海外編 #5

Girls in Tech Japanでは、この度、STEM分野で活躍する女性たちを紹介するインタビューリレーを開始することにしました!
海外で活躍するSTEM分野の方たちのインタビューをご紹介します!
現在、渡航禁止やビザの発行休止などの状況から、海外留学を躊躇している方も多いのではないかと思います。
予測出来ない中ではありますが、少しでも勉強のモチベーションUPや多様な進路の選択肢に気づいていただけたらと思います。
是非このポストを見つけられた方は、友達やお子さんがいらっしゃる方々へ是非シェアしてくださいね🍀

第5回は,高校卒業後に渡米し,現在は一児の親でもあり,研究者として米国企業で働く,バーバーなつきさんです!

Q1. 名前・学校名・専攻は?
バーバー(藤原)なつきです。

地元京都の高校(英語科)を卒業しテンプル大学日本校に一年在籍。その後North Dakota State University に転学。学部では食物化学、修士(就職後パートタイム)は穀物化学を専攻しました。

Q2. その国、学校に決めた理由は?
高校の時にLAに1人旅をしたほどアメリカに憧れを抱いていて純粋に留学したい気持ちだけで海外への近道に見えたテンプルを選びました。直接留学する勇気と英語力への自信はなかったので前半日本で英語での授業を受けて最後の2年間はペンシルバニア州、フィラデルフィアのキャンパスに行くという制度が魅力的で。しかし東京での学校生活が始まってみて日本校の雰囲気やキャンパスライフが思っていたのとちょっと違うなと感じました。想像してた勉強するという大学生活の環境ではなく皆んなが楽しく集まる場という印象の方が強かったです。東京生活も嫌気がさしてきていたので思い切って留学エージェンシーを使って留学することに。エージェンシーがくれたリストの中で一番大きい街にある研究の長けてる大学という点で選びました。この時点でノースダコタがどんな州かは全く知らず。食に関わる仕事がしたかったので栄養学の専攻で渡米しました。渡米してからノースダコタ州はアメリカ人にもよく知られてないとってもマイナーな州ということに気付きました。しかし小麦を主とした穀物や米国産牛肉などのメジャーな産地として農業面で日本と結び付きがある州ということをインターンを始めてから知りました。

Q3. 受験のとき大変だったことは?
TOEFLの点をとるのがとにかく大変で高3の時みんなが進学塾に通ってる中TOEFLための英会話学校に通いました。3回目にやっと基準点を超えることができて受験合格した気分になったのを覚えています。

Q4. 学校生活で,大変だったこと&楽しかったこと両方教えて!
留学当初の英語力がほぼゼロに近かったので英語でのコミュニケーションと授業についていくのにかなり苦労しました。日本人の友達と夜中まで毎日図書館などで猛勉強したのは良い思い出です。街が小さくて田舎なので車がないと生きていけない、自由に行きたいとこに行けない、日本の物が手に入らないというのはかなり辛かったです。あとこれも小さな中西部の街の典型で白人社会なので外国人への偏見(というか無知)への壁に苦労しました。これは言葉の問題だけではなくて文化面もあるので短い大学生活の間でどうこうなることではないんですよね。正社員として働き出して何年かして、ノースダコタや近隣州の発展に農業を通して貢献するプロジェクトなどをして初めてコミュニティの一員になれた気分になったのを覚えています。

留学して良かった面は、学校生活を通して沢山の人に出会えたし他文化交流ができたことが一番かなと感じてます。留学生仲間など世界中に友達ができて色々な文化(私の場合は特に食文化)に触れられたことがアメリカ留学ならではの有益な点であると思います。私の場合人との出会いを広げようと積極的に努力したので、留学生クラブやモデル国連などの課外活動やResident Assistant (学生寮で生徒をサポートする役割のアルバイト)を一年間したり、と出来るだけ沢山のことをしました。

Q5. 奨学金等の制度は使った?
最低条件を満たしてたら留学生は基本全員もらえる大学からの奨学金(Cultural Diversity Tuition Waver)を使い留学生活をスタート。田舎の州なので都会の大きな学校に比べると学費も寮費もかなりお安くすんだと思います。最後の1年間は全額学費免除の奨学金を学校からもらいました。この全額免除の奨学金は学校内のダイバーシティを拡げることに貢献してることが認められた人たちだけに与えられるという、成績だけでなく課外活動に焦点をおく難関の奨学金でした。なので1ー2年間かなり努力をして色々な課外活動をして応募しました。通知の手紙が来た時に涙を流して喜んだのを今でも鮮明に覚えています。また日本育英会の奨学金も借りました。

Q6. 卒業してから〜現在の仕事は?
在学中インターンした大学内に位置するnonprofitの研究機関は、ノースダコタや近隣州の農業を支援するというミッションを中心に国内外に対して様々な活動を行っています。インターン中に日本から来る農業関連や食品会社の視察団の方々と関わらせて頂く機会が多々あり、その経験を通じて食物化学という専攻の楽しさを学びました。栄養学では卒業が1年遅れてしまうというハプニングが起きたタイミングで専攻を食物化学に変更。その時は悔しい決断だったのですが今となっては大正解という結果に。卒業後インターン中の日本からのお客様とのやりとりを買われて正社員としての起用していただき、就業ビザ(F1)から永住権まで在職7年間で取得することができました。特に永住権はかなり難しくなっている時代でしたが、雇用主がnonprofitであったのと、外国人が少ない田舎の州でその州の特性をいかした職(農業関連)についていたこと、またSTEM(science, technology, engineering, mathmatics)の分野であったことから取得できたんだと思います。

そして2019年から今の会社への転職を機にノースダコタを離れ東海岸にお引越してきました。現在は工業機器を製造するエンジニア会社のResearch & Development部署で勤務しています。

Q7. 留学に興味ある学生へメッセージお願いします!
海外留学する人の数が全体的に減ってきていますが、海外に行きたいと思う気持ちが少しでもあるならどんなに短期間でも実行してください。特に若ければ若いほうが柔軟に異文化や環境に適応できるし価値観もかなりかわるのでお勧めします。私の場合はアメリカ人でさえ知らないようなド田舎州に留学して今となっては正解だったと思います。金銭的にも節約できたしNicheを開拓できて後から有利な点になったかなと。あとは若い時に留学や異国に旅をしたりして沢山苦労をしておく経験をして欲しいです。若い時の経験全てが今の価値観や人間性の土台になったと思います。


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